キウイフルーツは、甘みとさわやかな酸味が特徴の果物ですが、果肉色の違いにより味や栄養価が違います。
この記事では、レッドキウイ・ゴールドキウイ・グリーンキウイの糖質量と栄養価の違い、それぞれの味の違いをご紹介します。
Contents
キウイフルーツの糖質量
キウイフルーツの糖質量は、非常に少なく糖質制限中に摂取する果物として最適です。
また、糖質量が少ないだけでなくビタミンや食物繊維を多く含むので積極的に摂取した果物の一つです。
レッドキウイ・ゴールドキウイ・グリーンキウイの糖質量
(キウイ100gに含まれる糖質量)
果肉色 | 炭水化物 | 食物繊維 | 糖質 |
---|---|---|---|
レッドキウイ | 11.9g | 1.8g | 10.1g |
グリーンキウイ | 11.0g | 2.5g | 13.5g |
ゴールドキウイ | 13.5g | 1.4g | 14.9g |
糖質量の比較結果は、レッドキウイ10.1gで、最も高いのがゴールドキウイ14.9gとなります。
とはいえ、その差は4g強で、およそ角砂糖1個分くらいの違いになります。
いずれにしても、糖質量はかなり低い食品に分類しても良いと思われる量ですので糖質制限中に食べやすい果物の一つです。
次の主食に含まれる糖質量と比較すると分かりやすいですね。
主食となる食品に含まれる糖質量
(食品100gに含まれる糖質量)
主食 | 糖質量/100g |
---|---|
食パン | 48.2g |
ごはん | 38.1g |
そば(ゆで) | 27.0g |
うどん(ゆで) | 21.4g |
パスタ(ゆで) | 31.3g |
こちらの主食の糖質比較表も100g当たりの糖質量を比較しています。
食パンダと8つ切りパン2枚くらい、ご飯は小さめな茶碗2/3程度の量です。
こうして比較してみると、主食を抜いて糖質低めのものを食べるだけで大幅に糖質制限ができることが分かりますね。
他の果物に含まれる糖質量
果物 | 糖質量/100g |
---|---|
りんご 皮付き | 85.5g |
メロン 赤肉種 | 58.9g |
バナナ | 18.4 g |
パイナップル | 18.1 g |
レッドキウイ | 10.1g |
グリーンキウイ | 13.5g |
ゴールドキウイ | 14.9g |
みかん | 8.6 g |
キウイフルーツの糖質量は、他の果物と比較してもとても優秀なことも分かりますね。
糖質量と実際に食べた時に感じる甘みの違い
ちょっと意外に思われるかもしれませんが、糖質が最も少ないレッドキウイが食べた時にはもっとも甘く感じます。
実際、糖度はかなり高く、個体差はありますが糖度20を記録するものもあります。
グリーンとゴールドは、食べた感じではゴールドの方が甘く感じますが糖度はあまりかわりません。
酸味部分と甘味部分のバランスで、感じ方が違うのかと思います。
その他の食感は、レッドキウイとゴールドキウイは、グリーンキウイより柔らかく滑らかです。
酸っぱいのが苦手だと感じる方は、レッドキウイを試されることをお勧めします。
キウイフルーツのその他の栄養価
キウイフルーツ レッド クリーン ゴールド エネルギー 59kcal 53kcal 59kcal タンパク質 0.9g 1.0g 1.1g 炭水化物 11.9g 13.5g 14.9 食物繊維 1.8g 2.5g 1.4g 糖質量 10.1g 11.0g 13.5g 水溶性食物繊維 0.5g 0.7g 0.5g 不溶性食物繊維 1.3g 1.8g 0.9g カルシウム 16mg 290mg 300mg 鉄 0.2mg 0.3mg 0.2㎎ マグネシウム 16mg 13㎎ 12㎎ 銅 0.19mg 0.11mg 0.07㎎ 亜鉛 0.1mg 0.1mg 0.1mg ビタミンC 189mg 69mg 140㎎ ビタミンB1 0.02mg 0.01㎎ 0.02㎎ ビタミンB2 0.03mg 0.02mg 0.02mg ナイアシン 0.3mg 0.3mg 0.3mg パントテン酸 0mg 0.29㎎ 0.26㎎ ビタミンB6 0.1mg 0.12mg 0.14㎎ 葉酸 69μg 36μg 32μg ビタミンB12 0μg 0μg 0μg ビタミンA/レチノール時活性当量 4μg 6μg 3μg ビタミンE、α-トコフェロール 1.6mg 1.3mg 2.5mg ビタミンK 7μg 0μg 0μg
※)ミリグラム mg は、質量の単位で、0.001グラム (g) に相当する。
※)マイクログラム μg は、1mgのさらに1000分の1、つまり100万分の1gという重さを 表す単位です。
この表のとおりキウイフルーツは「糖質」が少なく「食物繊維」「カルシウム」「ビタミンC」を多く含む果物です。
糖質が抑えられるとともに、「食物繊維」「カルシウム」「ビタミンC」などが摂取できるのでダイエット食としてもかなり有効性の高い食べ物です。
キウイフルーツの旬
今では年間を通じて購入できるようになりましたが、それでも旬の時期のものは美味しさが際立つので覚えておくといいですね。
日本産 | 10月~翌年の3月 |
---|---|
ニュージーランド産 | 4月~9月 |
チリ産 | 4月~7月 |
アメリカ産 | 1月~5月 |
美味しいキウイの見極め方
キウイ以外の果物でも同じですが、表面が綺麗なものを選びましょう。
部分的に柔らかい部分があるようなものは、傷んでいる可能性があるので避けてください。
キウイは熟すと種の部分が柔らかくなるので、縦にもって少し力を入れた際に弾力を感じると食べころです。
横にもって力を入れると果物が傷んでしまうことがあるので、それはやらないでください。
すこし硬めのものを選んで追熟させて食べるのも良いですね。
グリーンキウイは、酸味が強いので、早すぎると酸っぱく感じます。
キウイの食べ方
我が家では、フルーツを温めて食べるのは苦手なので常にフレッシュで食べています。
そしてお客様に出すとき以外は皮をむいて出すことはなく、半分に切ってスプーンですくって食べています。
キウイ保存との追熟
まだ固いものは常温で柔らかさが増してくるのを待ちます。
追熟を急ぐ場合は、バナナやリンゴと一緒に袋に入れると早く熟します。
バナナやリンゴが出すエチレンガスが熟すのを早めます。
食べころになったら、乾燥しないように袋に入れて冷蔵庫で冷やしてできるだけ早く食べる事をお勧めします。
まとめ
キウイフルーツは、酸味と甘みと種の部分の食感が良く、とても美味しいうえに栄養価が高い果物です。
そして今では、年間を通じて手に入るので糖質制限中のダイエット食にも最適です。
是非、お試してください。
レッドキウイ・グリーンキウイ・ゴールドキウイの3色がありますが、レッドが生産量が少なく一番入手しにくい品種ですが、とても甘く栄養価も高いので見かけたら是非試してみてください。
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