箱根駅伝を3倍面白く観る方法!

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箱根駅伝は、これを知っているだけで、3倍面白くなる!

ここであなたにお伝えすること

箱根駅伝の概要
箱根駅伝の見どころ
箱根駅伝の抑えておくべきルール
まとめ

箱根駅伝の概要

箱根駅伝がどんな大会なのかをざっくり説明しています。

箱根駅伝の正式名称

「東京箱根間往復大学駅伝競走」といいますが…
まるでお役所仕事のように、長いです~! 「箱根駅伝」で十分ですね。

競技日程

1月2日に東京から箱根への往路を走り、1月3日に箱根から東京への復路を走る。

正月休み中にテレビ中継されることもあり、大学生のスポーツとしては他とは比べものにならない人気の高い国民的スポーツ大会です。

出場校(関東学連加盟校のみの大会)

前年大会でシード権を獲得した大学10校と予選会を通過した大学10校の計20校と、このほかに関東学生連合チームを加えた21チームが出場。

箱根駅伝は、関東大会のような位置づけなの大会です。

出場選手

チームは16名以内で、正選手10名と補欠選手6名で構成され、留学生選手は2名以内、出走できるのは1名以内に制限されています。

コース

国道1号線、東京大手町の読売新聞東京本社前からスタートし、鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を経て箱根の芦ノ湖までの往復のタイムを競います。

コース走行距離

往路(1月2日)
東京・大手町→箱根・芦ノ湖 5区間/107.5 km

復路(1月3日)
箱根・芦ノ湖→東京・大手町 5区間/109.6 km

合計 10区間/217.1km

箱根駅伝の歴史

諸説ありますが、二つの説をご紹介します。
■アメリカ大陸横断(継走:駅伝)第1回大会の代表選考会として始めたという説
■タスキを手紙に見立て飛脚のように、東海道の宿場町だった鶴見(川崎宿)、戸塚(戸塚宿)、平塚(平塚宿)、小田原(小田原宿)で引き継ぎ、箱根町郵便局(箱根宿/箱根関所)まで届ける観光イベントだったという説があります。

観光客が減る冬の箱根の、呼び込みイベントだったのでしょうけど今では大正解ですね。

大学OBや関係者も沢山いますし、なによりテレビによる全国に生中継は効果的で、
今では、正月の風物詩として普段は陸上なんて見ない人も沢山見ますからね。

箱根駅伝の見どころ

区間ごとの見どころと、知っているともっと面白くなるルールをご紹介

往路(1月2日)

東京・大手町→箱根・芦ノ湖 5区間/107.5 km

【1区】大手町・読売新聞東京本社ビル前から神奈川県の鶴見中継所までの(21.3km)
区間記録保持者 佐藤悠基(東海大学2年)1時間01分06秒 第83回(2007年)

1区の見どころワンポイントアドバイス
1区走者は、先頭が見える位置でタスキを渡す「つなぐ意識」が強くでる区間です。
各校とも主導権が欲しいので、準エースクラスの実力者が出てくる区間ででもあり
主導権争いで、スローペースになることも、超ハイペースになることもある、最も駆け引きがある区間なのでそんな風に観てください。

【2区】鶴見中継所から戸塚中継所までの23.1km
区間記録保持者 メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大学4年)1時間06分04秒第85回(2009年)

2区の見どころワンポイントアドバイス
「花の2区」と呼ばれ、各校がエース級の選手を走る区間です。
鶴見中継所から横浜駅前を経由して保土ヶ谷駅までは、平坦なコースですが、そこから難所といわれる権太坂と、戸塚中継所手前残り3km地点に急勾配があり、これら後半の難所をいかに攻略するかが最大のポイント。

ちなみに、私が観戦する時は、横浜駅周辺か権太坂手前の保土ヶ谷駅周辺です。
クルマで行けばすぐなのですけど…交通規制もあり走りにくいのと、駐車場がなかなか見つからず、最近はもっぱらテレビ観戦しています。

応援している学校は「東海大」です。
2019年の優勝で記事を書く気になりました。
それまで…お世辞にも強くはなかったので…

【3区】戸塚中継所から平塚中継所までの21.4km
区間記録保持者 森田歩希(青山学院大学4年)1時間01分26秒 第95回(2019年)

3区の見どころワンポイントアドバイス
遊行寺坂を下り、湘南海岸に出るとフラットなコースですが海風を受けて走るので風向きと強さにより難度がかわる区間です。

1区2区でできた差を3区で取り返すために、力のある選手を置くチームも多く、最近はこの区間でもごぼう抜きとか見られるようになってきました。

【4区】平塚中継所から小田原中継所までの20.9km
区間記録保持者 相澤晃(東洋大学3年)1時間00分54秒 第95回(2019年)

4区の見どころワンポイントアドバイス
区間距離が短いのでスピードランナー向けとも言えますが、細かいアップダウンが続きスピードが出にくく、4区よりも3区にスピードランナーを置く学校も多くなっています。
チームで10番手の選手や1年生を起用されることが多い区間です。

【5区】小田原中継所から芦ノ湖までの20.8km
区間記録保持者 浦野雄平(國學院大學3年)1時間10分54秒 第95回(2019年)

5区の見どころワンポイントアドバイス
標高差864mを駆け上がる「山上り」区間です。
序盤は温存し、箱根湯本駅前から始まる本格的な上り坂でいかに力を発揮できるかがポイント。

山上りは、相当な脚力とスタミナが要求されるため、スペシャリストが担当することが多い区間です。

ランナーの力の差が出やすく、4区までの大差を5区で大逆転することもある、箱根駅伝最大の見せ場です。

山上りに注目が集まりますが、最高点を過ぎた残り4kmの下りが勝負どころだという人もいます。
上りと下りでは筋肉にかかる負荷が極端に変り、痙攣を起こして立ち止まる選手がでることもあります。

復路(1月3日)

箱根・芦ノ湖→東京・大手町 5区間/109.6 km

復路のスタート
復路は往路の着順スタートになります。

1位が午前8時00分にスタートし、1位から10分以内の学校が順次時差スタートします。
1位から10分以上遅れた学校は午前8時10分に同時に一斉スタートになります。
「復路一斉スタート」「繰り上げ一斉スタート」などと呼ばれます。

復路一斉スタートした場合
往路のタイムは加味されているので、見かけの順位と総合タイム順位に差が出ることがあります。

テレビ中継では、ここまでの総合タイムで順位が表示されます。

復路で一斉スタートとなったチームが、復路で最初にゴールしても、往路のタイムとの関係で総合優勝とならないケースがあります。

【6区】芦ノ湖から小田原中継所までの20.8km
6区間記録保持者 小野田勇次(青山学院大学4年)57分57秒 第95回(2019年)

6区の見どころワンポイントアドバイス
復路は、往路のゴール地点である芦ノ湖からスタートします。
「山下り」は、平均速度は時速25kmに達し、高速小さなカーブを多く回るため、ひざに大きな負担がかかります。

路面が凍結して下り坂で足を滑らせ転倒することもあるスリリングな区間です。

箱根湯本駅前から、平坦な道なのですが、選手にとっては上り坂に感じることもあり、ここから1分以上の差を付くこともあります。

【7区】小田原中継所から平塚中継所までの21.3km
区間記録保持者 林奎介(青山学院大学3年)1時間02分16秒第94回(2018年)

7区の見どころワンポイントアドバイス
比較的走りやすい区間と言われていますが、山から吹き下ろす冷気による冷え込みと、日照により気温が上がる時間帯なるので気温差が激しい区間になります。

優勝争いをする大学にとっては、7区にいかに力のある選手を置けるかが鍵となっている。

【8区】平塚中継所から戸塚中継所までの21.4km
区間記録保持者 小松陽平(東海大学3年)1時間03分49秒 第95回(2019年)

8区の見どころワンポイントアドバイス
前半はフラットですが、藤沢を越えると通称「遊行寺の坂」があるタフなコースで、
逆転やシード権獲得を狙う重要な区間

日差しが強いと遊行寺の坂付近で脱水症状を起こしやすく体調管理が重要な区間。
ここで遅れると残り2区間がかなり厳しくなる。

【9区】戸塚中継所から鶴見中継所までの23.1km
区間記録保持者 篠藤淳(中央学院大学4年)1時間08分01秒 第84回(2008年)

9区の見どころワンポイントアドバイス
「復路のエース区間」、で「花の2区」に対して「松の9区」とも言われ、各校のキャプテン、準エースクラスが走ることが多い区間です。

復路の鶴見中継所は最も繰り上げスタートが発生しやすい区間で、タスキのリレーゾーンまで約160メートルの直線がある為、9区のランナーの目の前で10区のランナーが繰り上げスタートしてしまいタスキをつなぐことができず涙する光景が幾度も見られた区間です。

繰上げスタート

■往路の鶴見・戸塚中継所については先頭走者から10分遅れたチーム
■往路の平塚・小田原中継所については先頭走者から15分遅れたチーム
■復路すべての中継所については先頭走者から20分遅れたチーム
上記のチームは、前走者が到着しなくても次の走者を出発させられます。
これを「繰り上げスタート」といわれています。

タスキを次つなぐことを目標に選手は走っているので残酷ですが、交通規制時間を長引かせないという理由があります。

「繰り上げスタート」した選手は、「繰り上げタスキ」と呼ばれるタスキをかけて走るので
自らの学校のタスキが全区間つながらなかったという悔しい結果となります。
テレビの放送では「無念の繰り上げ」と表現されえています。

【10】区鶴見中継所から東京大手町までの23.0km
区間記録保持者 松瀬元太(順天堂大学4年)1時間08分59秒第83回(2007年)

10区の見どころワンポイントアドバイス
馬場先門から日本橋を経由する1区とは違うルートとなっている。
ゴールに近づくにつれ、沿道の観衆も増え、プレッシャーが一層掛かる区間で、各チームとも準エースクラスが走ります。

箱根駅伝のルール

これを知っていると、間違いなくレースを面白く観れます。

選手変更

正選手と補欠選手の入れ替え4名までとされています。
補欠選手は正選手と入れ替えでどの区間も走れるが、正選手は予定の区間しか走ることができない。

通常の駅伝の選手の入れ替えには医師の診断書が必要だが、箱根駅伝はその必要がないため、戦略的に選手交代が行われ補欠選者がジョーカー的意味合いを持つこともあります。

エースをあえて補欠登録して往路の結果や状況を見ながら、どこかに投入する作戦に出る学校も増えている。

これって、面白いですね。
監督の采配で結果が変わる可能性があるので、そんな駆け引きも意識すると更に面白くなります。

シード校

前回の大会で総合10位以内に入賞すれば、出場権を取得し予選会は免除されます。
シード権を確保した大学に重大不祥事が発覚した場合、シード権が剥奪される場合がある。

予選会

箱根駅伝の予選会は大会の2か月以上前に行われます。
予選会は陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路を周回し、立川市の市街地を通過して、昭和記念公園内をゴールとするハーフマラソン(21.0975km) のコースを各校10名以上12名以下の選手が走ります。

前年の1月1日から予選会申込期日前日までの公認記録で、10000m34分00秒00の記録を有する選手のみに出場資格が与えられる。

この出場資格を有する者を補欠も含めて10人以上揃えなければならない。
参加校の増加で予選会の段階である程度出場校を絞り込む必要が出てきたことから、このような資格が設けられました。

予選は10名の合計タイムが少ない大学を上位とし10校(記念大会では11校)を選出する。記念大会は5年に一度行われる。直近は95回(2019年)大会がこれにあたります。

復路のスタート

復路のスタートは、1位から10分以内の大学は時差スタートになります。
その他の大学は1位校のスタートから10分後に同時スタートになります。

1位が午前8時00分にスタートし、1位から10分以内の学校が順次スタートし、
10分以上遅れてゴールした学校は午前8時10分に同時スタートになります。
「復路一斉スタート」「繰り上げ一斉スタート」などと呼ばれます。

復路一斉スタートした場合
往路のタイムは加味されているので、見かけの順位とここまでの総合タイムに差が出ることがあります。
テレビ中継では、ここまでの総合タイムで表示されているので正確な順位がわかります。

復路で一斉スタートとなったチームが、復路で最初にゴールしても、往路のタイムとの関係で総合優勝とならないケースがありえます。

繰り上げ出発(繰上げスタート)

■往路の鶴見・戸塚中継所については先頭走者から10分遅れたチーム
■往路の平塚・小田原中継所については先頭走者から15分遅れたチーム
■復路すべての中継所については先頭走者から20分遅れたチーム
上記のチームは、前走者が到着しなくても次の走者を出発させられます。
これを「繰り上げスタート」といわれています。

タスキを次つなぐことを目標に選手は走っているので残酷ですが、交通規制時間を長引かせないという理由があります。

「繰り上げスタート」した選手は、「繰り上げタスキ」と呼ばれるタスキをかけて走るので
自らの学校のタスキが全区間つながらなかったという悔しい結果となります。
テレビの放送では「無念の繰り上げ」と表現されえています。

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