【のり巻きの日】恵方巻の福を呼び込む食べ方!2022年の恵方はどっち?

グルメ

節分が「のり巻きの日」に定められていることを、ごぞんじですか?

「のり巻きの日」は、節分に「恵方巻き」が全国で食べられるようになり、それにあやかって1987年(昭和62年)に、全国海苔貝類漁業協同組合連合会により制定されています。

 

節分になると恵方巻を食べる習慣が当たり前になってきましたが、元々は大阪発祥の文化が、セブンイレブンの戦略により全国区に広がったようですね。

そんな恵方巻を食べる習慣には、邪気を払い、幸運を呼び込むという「豆まき」と同じ意味がありますが、食べ方にはいくつかの作法があるので、ここでご紹介します。

Contents

恵方巻の福を呼び込む食べ方

恵方巻きの福を呼び込む食べ方には、いくつか作法があるようなのでご紹介します。

我が家は、作法を無視して、食べやすい大きさに切って食べてしまっていますが…。
まだ、かろうじて縁は斬れていませんw

子供さんがいる場合などは、作法を優先するより、季節の食べ物、縁起もという文化を教えてあげれば、それだけでも価値のあることと思います。
小さく切って、美味しく頂いてください。

 

立春の前日にあたる節分に食べる

恵方巻は立春の前日、節分に恵方を向いて、福を巻き込んだ太巻き寿司を無言で1本丸ごと食べることで「縁を切らない」「縁起をかつぐ」という意味があるそうです。

2022年の恵方は、「北北西」の方角です。

詳しい食べ方は、「福を巻き込む食べ方」で説明ています。

 

節分とは

「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日が節分と言われ、恵方巻を食べるのは「立春」の前日です。

立春は、二十四節気(こよみ)において春の始まりとされる日で、節分の翌日です。

そして、この立春は、太陽と地球の位置から割り出されるので、何年かに一度は変わるので注意してください。

2022年の立春は、2月4日なので、節分は2月3日ですが、2021年の立春は1日早い2月3日になりました。

これは、37年ぶりの出来事でした。

 

2021年の節分と立春

出典:六曜・月齢・旧暦カレンダー

2022年の節分と立春

2022年の節分・立春

出典:六曜・月齢・旧暦カレンダー

 

2022年から2026年の節分と立春

西暦 節分 立春
2022年 2月3日 2月4日
2023年 2月3日 2月4日
2024年 2月3日 2月4日
2025年 2月2日 2月3日
2026年 2月3日 2月4日

 

恵方巻は、恵方を向いて食べる

〇2022年の恵方はどっち?
恵方は、その年の歳神様が来る方角であり縁起が良いとされています。

恵方は陰陽道における「十干(じっかん)」により決められた4つの方角があり、連続して同じ方角になることはないので、毎年確認が必要です。

恵方の方角

その年の干支により毎年方角が変わります。

恵方の早見表

西暦換算 恵方 方角
(キノエ) 下一桁が4の年 寅卯の間、甲の方位 およそ東北東
(キノト) 下一桁が5の年 申酉の間、庚の方位 およそ西南西
(ヒノエ) 下一桁が6の年 巳午の間、丙の方位 およそ南南東
(ヒノト) 下一桁が7の年 亥子の間、壬の方位 およそ北北西
(ツチノエ) 下一桁が8の年 巳午の間、丙の方位 およそ南南東
(ツチノト) 下一桁が9の年 寅卯の間、甲の方位 およそ東北東
(カノエ) 下一桁が0の年 申酉の間、庚の方位 およそ西南西
(カノト) 下一桁が1の年 巳午の間、丙の方位 およそ南南東
(ミズノエ) 下一桁が2の年 亥子の間、壬の方位 およそ北北西
(ミズノト) 下一桁が3の年 巳午の間、丙の方位 およそ南南東

参考:コトバンク

 

2022年から2026年の節分と恵方の方角

西暦 節分 恵方 方角
2022年 2月3日 壬(ミズノエ) 亥子の間、壬の方位 およそ北北西
2023年 2月3日 癸(ミズノト) 巳午の間、丙の方位 およそ南南東
2024年 2月3日 甲(キノエ) 寅卯の間、甲の方位 およそ東北東
2025年 2月2日 乙(キノト) 申酉の間、庚の方位 およそ西南西
2026年 2月3日 丙(ヒノエ) 巳午の間、丙の方位 およそ南南東

 

福を呼び込む恵方巻の食べ方の作法

立春の前日にあたる節分に、福を巻き込んだ太巻き寿司を食べる。

恵方巻は、1人1本用意し、恵方を向いて、新年に向けての願い事をしながらいただきます。

食べ終わるまで口からは離さず、話もせずに一気に食べ終えるのが良いとされています。

恵方巻は、福を口から体に入れると言われ、しゃべったり、口から離すと幸運が途切れ、邪鬼が入ると言われているため、無言で一気に食べるとされています。
笑顔で、叶えたいことを祈願しながらたべると言われているところもあります。

良さそうなことは、全部取り入れてガッツリ福を取り込んでしまいましょうね。

 

どうせなら…。

 

また、恵方巻の具の色から、赤いものは赤鬼、青いものは青鬼を食べてしまう。
恵方巻きを鬼の金棒に見立てて、金棒を食べてしまうというなど。

「鬼を払う」豆まきと同じような意味合いもあるようです。

更に、恵方巻を食べることで、「縁を切らない」「縁起をかつぐ」という意味で、恵方巻は1本丸ごと食べるとされているので、切りたい縁がある時は、初めから切って食べる効力があるのかも…?

 

恵方巻きの具

恵方巻きの具は、最近はどんどん豪華になってきていますが、ブーム当初は7種類が入ることが多かったようです。

理由は、具の一つ一つに、七福神を重ねていたようです。

例えば、黄色いものは金運アップとか、「きゅうり」は、九の利があるなど、語呂合わせや言い伝えで決められたようですが、地方により具材も違うので、これという定めは無いようです。

 

最近は、子供向けの具材のものもたくさんあるので、何を食べるかと言うより、この日にのり巻や福豆を食べる文化を大事にしたいですね。

古き文化が末永く継承されていくことって、やっぱり大事だと思っています。

お楽しみください。

 

 

豆まきの「福豆」の食べ方

福豆も恵方巻きと同じように、お豆を年の数だけ食べると、福を体内に取り込むと言われています。

では、正確には何個食べたら良いの?

福豆は「数え歳」その年になる年齢分だけ食べてください。

 

節分に食べると縁起が良いと言われている食べ物(関東)

■福豆(豆まきの豆)
■いわし
■麦飯
■けんちん汁
■しもつかれ(栃木県中心)

これらも地方により違いがあり、縁起が良いと言われる所以もまちまちです。

 

まとめ

恵方巻は、立春の前日、節分に食べることで、福を呼び込み、邪鬼を払います。

食べ方は、恵方を向いて1本丸ごと、願い事をしながら無言で食べると良いと言われています。

美味しい恵方巻が、今ではコンビニでもスパーでも、簡単に手に入るので、食べながらつい「美味しい」なんて言ってしまいそうですけど…。

そこは、一本食べ終えるまで我慢してください。

因みに…。

我が家の恵方巻は、切ってありましたw
縁を切りたいと思われているのかな…???

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